第2ターム 〜 ワールプール
超小型偵察機と諜報部隊の情報をこの数千万年でまとめると、地底の地理気候は以下のような状態。
地下には、地底から天井までの距離の約5%の辺りに、地上と同じ空気の層があります。
空気の層の上にあるメタンの層の中の発光バクテリアが、密集と拡散を交互に繰り返し、昼の時間と夜の時間を作っています。その周期は地上の1日と同じです。
地下の世界は、地上と同じように空があり、雲が浮き、海があります。ところが、海の様子は地上と異なります。海水面には常に水蒸気が立ちこめ、ドライアイスでつくったような雲が常に発生しています。
これは何でしょうか。
これは、地下のボコボコの地形のせいのようです。
ほぼ均等な円形の島が近接し、密集し、地図をみるとそれがビッシリと壁紙模様のように
地図全体をおおっている、そんな地形の世界を想像して下さい。それが地下の地理です。
そしてその島と島の間にできる海流は、島を中心に環状に流れ、
現代のナイアガラの滝には、常に渦巻きが生じているそうですが、そのような渦巻きが地底のボコボコした地下の海で生じています。詳しくはわからないのですが、集積する渦巻きに地球の自転の作用が影響し、暖流と寒流が交互に円環の渦を作り、陸地のまわりを廻るワールプールを作っています。
この渦が生命の繁殖に大きく影響しているようです。
地上に人類が発生したのは地上より20000年遅かったのに
この時すでに地上と同じかやや多いくらいの人口に達していました。
人類の繁殖のズピードが、地上よりも早いようです。
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